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コメント欄に質問を書いて,「管理人のみ閲覧」を要望される人が居るけど,割りと困るのです。


普通の掲示板で,質問を受けたり,答えているなら,ある程度背景も,人柄も分かります。
例えば,そのような掲示板として,「ころんだカモメ」は老舗の1つです。
質問あったら,是非ここへ行ってね。


http://bipolar.nami-kaze.org/bbs2/yybbs.cgi?room=room1
http://bipolar.nami-kaze.org/


回答に誤りがあるかもしれないので,質問と回答を公開しないと,誰かのチェックが効きません(セカンドオピニオンがなくなる)。


質問者の背景と,予備知識が,分からないで,答えるのは,理解して貰えるのかの問題もあって,正直怖ろしいです。


「このコメントは管理人のみ閲覧できます」指定は,まあ,成る可くしないでください。
絶対でなないけど。

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azamiのブログにようこそ。運営人よりのお知らせ。 

この記事はトップに固定してあり,最新記事は次からになります。方法は天才的なSさんに教えてもらった,投稿日を10年先にしただけです。私やそのブログが10年先まで持たないかもしれないかしれないのにね。
 

ここに載せている論文の大半は専門家向けで,英文の翻訳です。当事者が読む事を想定していません。従って,表現は厳しいものがあり,告げられている事実は冷酷なものがあります。たぶん医療関係者が,ソフトな表現でこれらの事実を告げる方が望ましいでしょうが,当事者の(メンタル)ヘルスリテラシー*が,悲しむべき状態である以上,医学的事実を知る方がより重要と考え,載せます。ショックを受けそうなら,見ないで下さい。外国の文献が多いので,日本の実情とは合っていませんが,海外の方がもちろん正しいことが多いのです。
 

私のFc2掲示板が携帯対応になりました。そのURLを打ち込む必要があります。
Fc2掲示板 http://azami-21.bbs.fc2.com/
 

双極性障害の概念,診断,治療 11個の記事
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-24.html
 

気分障害・双極性障害の原因,双極性障害。Q&A 16個
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-26.html
 

医療ニュース (73個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-25.html
 

精神医学 148→183→188個 増殖中
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-1.html
 

双極性障害 79→160→183個 増殖中
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-7.html
 
双極性うつ病(うつ病相) 83→85個
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-9.html
 

薬物療法  向精神薬 (19個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-11.html
 

気分安定薬 (53個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-12.html
 

抗精神病薬 (45個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-13.html
 

抗うつ薬 (25個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-14.html
 

身体医学 (65個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-3.html
 

遺伝学 66→75個
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文化系 (38個)
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美容・サプリ・ファッション (22個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-5.html
 

できごと・ニュース (13個)
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-category-30.html
 
*ヘルスリテラシー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC
http://www.healthliteracy.jp/


メンタルヘルスリテラシー
http://www.rofuku.go.jp/Portals/0/data0/sanpo/kadai/pdf_syouroku/h23/9hyogo-syo.pdf


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がんに関する最近の話題 6: オプジーボ及びその他の超高額新薬 その3 

がんに関する最近の話題 6: オプジーボ及びその他の超高額新薬 その3


米の超高額新薬、重い負担:がん・肝炎 効果は大きく


 米国で極めて高額な処方薬が増えている。円換算で1錠が10万円を超えるような新しい薬が承認され、治療のための薬代が1千万円に達する例も出始めた。C型肝炎で治癒率が9割を超えるなど効果の大きい薬が登場し、患者には朗報だ。しかし、政治家、従業員向けに保険を提供する企業などからは「負担が重すぎる」と批判の声も出ている。


薬価1錠13万円
 薬価の上限を政府が決める日本と異なり、米国では価格の決定が製薬企業に任されている。
 昨年10月に米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた米バイオ製薬ギリアド・サイエンシズのC型肝炎の新薬「ハーボニ」は、1錠が1125ドル(約13万円)もする。1日に1錠を12週間の標準的な期間、服用したとすると9万4500ドル(約1100万円)もの費用がかかる計算になる。
(日本でも認可され、標準治療薬価673万円で、発売されたがあまりに、売れたので2016年50%下げるらしい。)


 同社の既存のC型肝炎治療薬「ソバルディ」も1錠1000ドルと高価だったが、ハーボニはさらに高い値段だ。
 昨年12月にFDAが承認した米アッヴィの競合薬「ヴィキラ・パック」は1錠あたり約250ドルと、単価はハーボニより安いが、1日当たり4錠の服用が必要で、12週間の費用は8万ドル(約930万円)を超える。
(日本では標準治療薬価450万円。)


 こうした新しい薬の治療効果が大きいことは確認されている。例えばC型肝炎は、インターフェロンを中心とした治療がおこなわれ、この間、段階的に、薬や治療の改良が進み、当初5%程度だった治癒率から50%へ、さらに70%程度に改善されてきました。最近になって、更にウイルスに直接作用する第3の経口新薬(DAA)を併用したインターフェロン3剤治療法が開発され、治癒率は80%台まで向上してきました。
このような状況の中で、2014年9月より、インターフェロンを使わない飲み薬のみで、治癒率が従来よりも高く、副作用が極めてすくない治療法が出現しました。飲み薬新薬第一弾、「ダクルインザ・スンベプラ」であります。
そこで、2015年9月から飲み新薬第二弾の「ハーボニー」が出現しました。この薬は、日本の第3相治験結果では治癒率100%でした。
ギリアドのソバルディやハーボニは錠剤で服用期間も短く、治癒率が9割を超えるという。C型肝炎はが進むと肝硬変やがんを発症する可能性があるため、ギリアドは価格についても「長期的な(治療費の)節約効果を踏まえれば適切」と説明する。



 米メルクが昨年9月にFDAから承認を受けたのは、新しいがん治療薬、やはりオブジーボと同様、免疫チェックポイント阻害薬、「キートルーダ」。価格は1カ月の服用で1万2500ドル(約145万円)です。
http://yusukenakamura.hatenablog.com/entry/2014/09/07/005716


 メルクの新薬は、免疫の仕組みを使ったがん治療薬として米国で初めて承認されたもの。悪性皮膚がんの一種で既存薬が効かなかった患者にも効果がみられたという。同社は価格について「他の革新的ながん治療薬とおおむね一致する水準」と説明する。



 新薬は開発に巨額の費用がかかるが、実際に製品にできる確率は非常に低い。特許の期間が切れる前に開発費用を回収するためには、製品になった薬の価格をできるだけ高く設定せざるを得ない面がある。



製薬会社に批判
 それでも「製薬会社は高額の薬で不当な利益を得ている」との批判は根深い。
昨年3月には複数の米議員がギリアドに対し、ソバルディの価格設定の適正さについて説明を求める文書を送付したことが話題になった。



 約13万人の内科医らが加盟する米国内科学会(ACP)は2月、高額化する処方薬に対応を求めるキャンペーンへの支持を表明した。「あまりに高額で患者や医師が負担を支えきれない新薬が増えている」(同学会プレジデントのデビッド・フレミング氏)と懸念を示した。
 直近ではこうした高額薬に競合する薬の投入が進み、製薬各社が割引価格での提供を始める動きも出ている。新薬が超高額になる傾向に歯止めがかかるか、注目が集まっている。


米の処方薬
 米国では処方薬の価格水準は全体に上昇傾向にある。英調査会社のエバリュエート・ファーマによると、米国で患者1人あたりの1年間の服用に5万ドル(約600万円)以上かかる処方薬の数が、2010年の7種類から14年には19種類に増えた。ここ数年、がん治療などで新世代の医薬品が次々と実用化したことなどが背景。医薬品価格も自由競争の米国では、同じ薬の価格設定が他の先進国の数倍、途上国の数十倍という例も多い。



[日経新聞3月17日夕刊P.2]
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/464.html



がんに関する最近の話題 5: オプジーボ その2 

全く医学の進歩は速いです。
前回,がんに関する最近の話題 3 で,「オプジーボが効くかどうかを分子標的薬と異なり,事前に調べる方法がなく、薬のやめどきも決めにくく,」と書いたのに,5/23に「ネイチャー」電子版に下記の論文が掲載されました。


がん治療薬、効くかどうか判別 京大、手法確立つながる成果
http://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20160525000086.html
http://mainichi.jp/articles/20160524/k00/00m/040/123000c


でも力づくの研究で,京大,東大,北海道大学の3つの国立大学の共同で,6人の教授と,スーパーコンピューター京で解析しました。

研究チームは、胃がんや肺がんなど34種のがん、計約1万人分のがん細胞のゲノムをスーパーコンピューターで解析。更にマウスを使った実験をして、PD−L1遺伝子に欠損など異常がある場合に免疫チェックポイント阻害剤を使えば、がん細胞が縮小することを確認したという。


https://www.hokudai.ac.jp/news/160524_med_pr.pdf
14ページにわたる広報。



がんに関する最近の話題 4: 肝がん 

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスは、主に血液を介して感染するウイルスです。現在日本では、B型肝炎ウイルス持続感染者は110-140万人、C型肝炎ウイルス持続感染者は190-230万人存在すると推定され、日本最大級の感染症であります。

C型肝炎ウイルスに感染すると約7割が慢性化、すなわちキャリア化するのに対し、B型肝炎ウイルスの場合、日本に多いジェノタイプCが成人で感染するとキャリア化しにくいと言われています。しかし、近年では成人でもキャリア化するといわれている欧米型のB型のジェノタイプAが報告されており、問題となっています。

肝炎ウイルスに持続感染すると、自覚症状がないまま慢性肝炎、肝硬変に進展し高率に肝がんを発症することがわかっています。2005年時点の調査では、肝がん死亡の約68%がC型肝炎ウイルス、約15%がB型肝炎ウイルスに起因していました。

C型肝炎(HCV)キャリアは適切な抗ウイルス治療を施行することで、肝発がんのリスクを大きく低下できる可能性が、数理疫学的手法を用いた検討からも示されています。HCVキャリアに抗ウイルス治療を実施しない場合、40歳を起点とすると、70歳までに肝がんを発症する割合は男性が約38%、女性が約20%と推計されています。

一方、C型慢性肝炎患者に抗ウイルス治療を行った場合、70歳までに肝がんを発症する男性の割合は9.3%でした。ここ数年の治療の進歩をみるとさらに低い値になっていると推定されます。

B型肝炎でも、 同様で、肝癌への進展抑制を目指すには、長期にわたりB型肝炎ウイルス(HBV DNA量)を持続的に抑制することが重要です。そのためには、耐性の問題が少 なく、高いHBV DNA陰性化率が得られる、核酸アナログ治療(エンテカビル=バラクルードなど)が有用です。ある病院での報告による、エンテカビル長期服用例による肝病変進展への影響を検討したデータを紹介します。

本試験は2004年から2010年の間にエンテカビルを服用した患者さんと、核酸アナログ登場前である1999年以前に核酸アナログ製剤を服用されていないB型肝炎患者さんを、臨床背景をマッチさせ、肝発癌率を比較しました。

その結果、観察期間5年時点の肝発癌率はエンテカビル服用群3.7%、非服用群13.7%で、エンテカビル服用により肝発癌率の有意な抑制が見られました。

ウイルス性肝炎、そして肝がんの抑制に向け、GPTが正常値であっても、肝炎ウイルスの感染が確認された場合には決して放置せず、一度は専門医に受診し、精査を行う必要があります。患者さんには、肝炎ウイルスの持続感染により肝がんリスクが高まるということをきちんとお伝えして、適切な治療の必要性を理解していただくことが重要であると思います。


がんに関する最近の話題 3 

5.オプジーボは 「たった1剤で国が滅ぶ」と言われる新しい機序の抗がん剤です。実はがんの免疫療法と言えば,免疫を強めるのに,チェックポイントと言う場所をおさえて弱めるのです。悪性黒色腫と非小細胞肺がんに今の所使えます。大人(体重60キロ)は1回133万円かかり、2週間おきに点滴を受けると、1人で年約3460万円になります。昨年12月にオプジーボが使えるようになった肺がんの一種で手術での治癒が難しい患者は、国内で少なくとも年5万人に上ると見積もられる。もし全員が使えば、その薬剤費などは年約2兆円です。 現在、日本の年間薬剤費は約10兆円です。

オプジーボは「夢の新薬」でありません。薬が効いて肺がんが小さくなる患者は2割程度しかありませんが、オプジーボが効く患者の場合、治癒する可能性もあります。オプジーボが効くかどうかを分子標的薬と異なり,事前に調べる方法がなく、薬のやめどきも決めにくく、このため、医師は「使いたい」という患者の希望を拒みにくいです。 腎細胞がん、ホジキンリンパ腫も、適応申請中です。海外では、より多くの悪性腫瘍について適応申請中です。

がんに関する最近の話題 2 

3.一方、女優の樹木希林は、2005年1月、乳癌が判明し、摘出手術を受け、無事復帰しました。
2013年3月8日の第36回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。そのスピーチにおいて、骨転移を含めた、全身がんであることを告白しました。つまりステージ4です。2014年1月16日1年半ぶりの放射線四次元ピンポイント照射での、ガン治療が終了したことを会見で公表しました。

4.他方、キャンディーズで、女優の田中好子は、乳がんと20年間、闘いました。結婚翌年の1992年に乳がんが見付かり、幾度か再発を繰り返し、いずれも、治療を受けながら芸能活動を続けていました。2010年10月に十二指腸潰瘍を患い、その治療のため絶食をしたことで体力が低下、乳がんが再発。2011年2月には、がん細胞組織が急激に増殖状態となり、肺や肝臓にもがんが転移(つまりステージ4)しました。同年4月21日、55歳で、亡くなられました。


がんに関する最近の話題 

1.2016年の1月、がんの10年生存率が、5年生存率と並んで、部位別、ステージ別に発表されました。これらの数字を細かく分析すると興味深い事が、分かります。つまり、ある種のがんは、5年以降も生存率が下がり続ける事、例えば肝がん、乳がんです。でも、ステージも考慮しないといけません。
http://mainichi.jp/articles/20160120/k00/00m/040/144000c

2.例えば、鳥越 俊太郎ニュースキャスターは、2005年10月3日、直腸癌であることを告白しました。3日後に手術を受け、その後復帰し、2006年5月、インターネット新聞、日本語版の初代編集長に就任しました。9月17日、スーパーモーニングで、癌が肺に転移していたことを明かしました。2007年1月に左肺を一部切除、同年8月には右肺も手術していました。2009年2月9日、同番組で癌が肝臓に転移していることを明かし、翌10日に切除手術を受け療養に入る。2009年2月26日に同番組で復帰した。つまり、ステージ4でしたが、もう4回も手術して、生き延びています。

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 14 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 14


エビリファイの栄光の終わり: 特許が,2014.10 EU,2015.4米国で,切れたのです。


特許切れと、その売り上げ減にどう対処するかが、大塚の課題です。その解が、米バイオベンチャーのアバニアの買収でした。
エビリファイを育てた大塚製薬社長の岩本太郎氏は、特許切れの衝撃を熟知し,成長を支える薬を獲得するために海外を飛び回り、製薬ベンチャーを探しました。


大塚が欲しがったのは、アバニアが開発中のアルツハイマー病の治療薬でした。アバニアの売上わずか約90億円、営業赤字が約85億円という会社です。
株価は2014年の年初から上昇基調で、アルツハイマー病の臨床試験が良好と発表され、秋に急騰しました。大塚はアバニア株式を1株17ドルで買い付け、直近の1カ月の平均株価に24%のプレミアムをつけました。買収額は約4200億円で,大塚にとって過去最大の買収となりました。
4200億円という金額に対 し「高すぎる」と市場は冷ややかな反応を示しました。


大塚では訃報が相次ぎます。2014年11月28日、3代目の大塚明彦会長が77歳で亡くなりました。医薬品事業に本格参入し、徳島県の地方企業にすぎなかった大塚グループを海外進出させ、グローバル企業に変身させたことです。

彼は世界最初のレトルト食品ボンカレー、ポカリスエット、カロリーメイト、ソイジョイ、エビリファイなどのヒットを生み出しました。彼がスカウトした、岩本太郎氏は、米国法人社長を経て、大塚製薬社長になり,エビリファイを大型新薬に育てました。


2015年2月9日には大塚製薬社長を務めていた岩本太郎氏が自宅で54歳,心不全で急死し、樋口達夫・大塚HD社長が大塚製薬社長を兼務しました。
52歳でのインタビュー時,フィットネスジムで倒れそうになるまで体を動かし、シャワーを浴びて食事をする,これが一番のリラクゼーションです,と答えています。


「本当はこんなに激しいジム通いで、社長の重責なら、脳・心血管系などの、スクリーニングをすべきでした。今は、MRI、MRアンギオグラフィー、マルチスライスCTなどで、かなりの検査が非侵襲的に出来ます。しかし,結果の個人情報を,どう告知して貰うかは,法律上問題です。」




大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 13 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 13


エビリファイが獲得した賞

2003年度
イノベーション賞 Neuro-Depesche (ドイツ)
2004年度
最優秀中枢神経系化合物賞
Pharmaceutical Executive Magazine (アメリカ)
抗精神病薬最優秀革新賞
Frost&Sullivan(アメリカ)
2005年
ベスト・アイデア賞-研究・薬学部門賞
Diario Medico(スペイン)
最優秀革新的神経・精神用剤賞
Pharma Barometer(ドイツ)
2006年
プリ・ガリアン賞(フランス)
プリ・アブストラクト・サイキアトリー賞(フランス)
2007年
日本薬学会創薬科学賞(日本)




大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 12 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 12


薬の栄光と影: 薬害: 現代のケース: 


ゼプリオン


2013年11月に発売された、統合失調症治療薬「ゼプリオン」の持続性注射薬を使用後に死亡する患者が相次いで、半年間の死亡報告が32人に上りました。市販開始から5か月間に21人が死亡し、厚生労働省は4月、販売元のヤンセンファーマ社,医療関係者への注意喚起を求めましたが、以後も死亡報告が積み重なりました。


 ゼプリオンは、リスパダールの誘導体インヴェガが体内に一定濃度で4週間,残るように設計された注射薬で、4週に1度の筋注で効果が続きます。
経口投与で,服薬遵守が守れない患者に向いています。
「逆に一度、注射されると4週間抜けません。何かが起きたら4週待たないといけないと言えます」


「興味深い事に,リスパダールの他の,2週間しか持たない持続性注射薬リスパダール・コンスタで,そのような死亡例多発は報告されていません。
リスパダール,リスパダール・コンスタ,インヴェガ,ゼプリオンは,みなヤンセンの製品で,同社は向精神薬作りでは,定評がありました。」


 同社が今月、医師向けの報告書によると、今年5月までの半年間の使用者は推計11000人。死者32人中(情報開示の承諾が得られた14人だけ),12人は心疾患などによる突然死、4人は突然死が疑われ,4例は悪性症候群,7例は自殺でした。
「きちんと統合失調症治療を受けていたのに,7例自殺も多い気がします。」


 こうした死亡例について、同社は「(薬と死亡との)明確な因果関係の有無は不明」としていて,一般に統合失調症治療薬は多く使うと突然死などの副作用を起こしやすく、「他の薬に比べ死亡率が高いとは判断していないが、より慎重な投与を医師に求めたい」と話しています。
海外で、このような多発死亡例はないそうです。
症例を見ると因果関係はありそうと思います。現代の厳しい薬の副作用チェックの元で起きた事は衝撃です。


「海外の報告では、統合失調症患者の平均寿命は、一般人と比べて10-25年短いと言われていて,近年その差が,むしろ広がっていると言う報告があります。
統合失調症患者1万人を1年間治療群で見ていくと、エビリファイで230人の死亡、ジプレキサで175人の死亡、セロクエルで115人、リスパダールで190人の死亡が認められます。」


大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 11 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 11


薬の栄光と影: 薬害: 古典的ケース: サリドマイド、キノホルム


1. サリドマイド: 1953年チバガイギーは、サリドマイドを合成しますが、薬効を認めず,幸運にも,開発を断念します。
「もし、認めて製品化していたら、無事ではなかったでしょう」。


1954年グリュネンタール社が、安全な睡眠薬として開発、1957年発売しました。

「当時のサリドマイドの売り文句としては、早く深い眠りにつけるうえに、副作用が少ないため大量使用しても死亡することはなく、一般的な睡眠薬として、病院や精神科などで広く使われ、妊娠中のつわりを除くのに用いられました。中枢神経作用薬で胎児奇形性は予想されてませんでした。

薬物開発の無邪気な時代が終わり、様々な予想外の副作用を考慮しなければならない時代に入ったのです。」


1961年ハンブルグ大学のレンツ博士が、四肢欠損症(アザラシ肢症)は、妊娠初期に服用したサリドマイドの関係を示唆しました。
「素早く」1961年グリュネンタール社は回収を決定しました。


1958年大日本住友製薬が独自の製法で開発し、イソミンの名で販売しました。
1959年同社は、胃腸薬「プロバンM」にサリドマイドを配合し販売し、これは妊婦のつわり防止に使用されました。

1961年レンツ警告は日本にも届きましたが,厚生省は科学的根拠がないとし1962年まで販売を許可しましました。
「そして,裁判の和解は,12年後の1974年まで,遅れます。」


四肢欠損症の有力な発生機序として、血管新生因子の抑制作用が考えられ,それを、利用して多発性骨髄腫などの治療に使われます。しかし、サリドマイド製剤安全管理手順を行うために、サリドマイド1錠の値段は6000円を超す値段になっています。


2.キノホルム、SMON: 


戦前から国内外で生産され、国内生産および輸入(チバガイギー)は年とともに延び、それに伴って患者の発生も増えました。


風土病、ウイルス説も出て原因追究が混乱しました。


「スモンは、1950年から70年代、日本で多発した,神経障害で、腹部症状が前駆する事から感染症が疑われました。


1960年代後半、原因として、キノホルム含有の整腸剤をリストしていましたが、特定できませんでした。キノホルムは戦前から使っていて安全だと言う思い込みがあったのです。

しかし1970年疫学的・動物実験的事実,患者の緑便・緑舌からキノホルムの検出などで,キノホルムが強く疑われました。」


1970年の中央薬事審議会は、「原因が確定してなかったのに、英断でもって」キノホルムの販売中止を答申し,その結果、翌1971年の患者発生数は激減しました。
キノホルムは、一般薬(売薬)にも含まれおり、その種類は182品目にも及んでいました。
しかし、日本人にのみ発生が多いのかの理由は不明です。


「厚生省の調査で、12000人の患者を把握しています。製造メーカーは、チバガイギー、武田製薬、田辺製薬などです。明白な,疫学的証拠があるのに,裁判の和解は10年後の1980年まで遅れます。」


1935年アルゼンチンでのキノホルムによる神経症状発生の報告をバロス医師からチバガイギー社は受けていました。


最近、アルツハイマー病の治療薬として、キノホルムが有効と治験で発表されています。





脳梁下野、帯状皮質の、深部脳刺激療法(DBS)が、治療抵抗性神経性無食欲症に試みられました:第1相治験 

脳梁下野、帯状皮質の、深部脳刺激療法(DBS)が、治療抵抗性神経性無食欲症に試みられました:第1相治験


Subcallosal cingulate deep brain stimulation for treatment-refractory
anorexia nervosa: a phase 1 pilot trial.
Lancet. 2013 Apr 20


Lipsman N1, Woodside DB, Giacobbe P, Hamani C, Carter JC, Norwood SJ,
Sutandar K, Staab R, Elias G, Lyman CH, Smith GS, Lozano AM.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23473846


要約


背景:


神経性無食欲症は、慢性で、治療抵抗性で、他の精神疾患と比べ最も高い死亡率で特徴づけられます。


深部脳刺激(DBS)は、神経回路に基づく神経精神疾患に適応されています、例えば、パーキンソン病、大うつ病で使われ、期待が持てる結果を得ています。


私たちは、DBSの安全性、辺縁系回路への活性を調べ、結果として拒食症に影響するかもしれない事を調べた。


方法:


私たちは、第1相の前向き研究を、6人の患者のDBSで行った。


患者は20-60歳で、神経性無食欲症で、制限型か、むちゃ食い/排出型で、治療抵抗性の証拠があるものでした。


患者は、術前に、医学的適切化を行い、BMI測定、心理測定法尺度、神経画像検査後、電極の挿入と、電気刺激発生装置の移植を行った。


患者は9ヶ月間フォローされ、有害反応の主要評価項目は毎診察時、検査された。


テストも、反復して行ないました。


政府の治験番号はNCT01476540でした。


結果:


重症の合併症として1例に痙攣が起きました(術後2週間)*。


他は、手術の際のパニック発作、吐き気、空気塞栓、疼痛でした。


9ヶ月後、6人中3人が、過去のBMIに比して、増加して維持してました。


DBSは、気分、不安、感情調節に改善しますが、4人の拒食症関係の強迫・強制症状の改善に関連していました、症状の質の改善は3人患者で、6カ月のDBS後も見られました
これらの臨床的改善はPETスキャンの画像の改善も伴いました、すなわち前帯状皮質、島、頭頂葉で見られました。


解釈:


脳梁下野、帯状皮質の、深部脳刺激療法は、治療抵抗性の拒食症の患者に、安全そうに見えます。


*重症の有害反応を起こした患者は、電気刺激装置を一旦切り、1週間後再び電源を入れたところ痙攣は起きなかったそうです。(要約には、記載されていない)。

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 10 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 10


1.定位脳手術: 
金属のフレームを頭蓋骨にネジ止めし,CT・MRIで位置決めし,特定の部位を破壊する定位脳手術は1947年,シュピーゲルとワイシスによって初めて行われ,最初は,パーキンソン病の治療でしたが,1967年にL-ドーパが開発され手術が激減しました。

しかし,L-ドーパの長期服薬による副作用が分かり,1992年にライチネンの淡蒼球手術が,副作用に効果を示し,手術が再び行われ,進行期のパーキンソン病や、本態性振戦、ジストニアなどの不随意運動症に対する治療として脳の特定の部分を電気凝固などで破壊する治療が行われています。


難治性の、てんかんは、定位脳外科手術で治療可能の事があります。画像・脳波で、発作の焦点が同定できれば除去して治療可能です。


2.深部脳刺激療法(DBS): 
更に、最近、定位脳手術によって電極を入れ、電気刺激を行う深部脳刺激療法(DBS)が脚光を浴びています。体外から患者、医師により調節可能で止める事もできます。脳神経は刺激で、伝導がブロックされ破壊するのでないようです。


日本では、DBSは、日本ではパーキンソン病や,振戦などの不随意運動の治療に関して2000年より保険適応が認められています。
海外では、その他に、てんかん、重症のうつ病、強迫性障害、遷延性意識障害といった、さまざまな精神・神経疾患について、治験が行われています。


「深部脳刺激療法(DBS)は,電気けいれん療法,定位脳手術を組み合わせた治療と言えましょう。電池は心臓ペースメーカーの様に,前胸部の皮下に植えます。」



大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 9 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 9


電気けいれん療法(ECT)、修正電気けいれん療法(mECT)


けいれんを起こすと,統合失調症が良くなると言う誤った仮説を元に,1917年、オーストリアのヴァーグナー・ヤウレッグによるマラリア発熱療法,1937年ハンガリーのラディスラス・J・メドゥナの薬物による低血糖けいれん発作,1933年のアメリカのマンフレート・ザーケルのより確実なインスリン低血糖けいれん療法に発展しました。


1938年、イタリアのウーゴ・ツェルレッティとルシオ・ビニは、電気でけいれんを起こすことに成功しました。
それまでのけいれん誘発法より効果があったし,安全でした。
ECTのみが、有効性・確実性で生き残り、短時間麻酔剤・筋弛緩剤使用での無けいれんECT(修正ECT、mECT)、非優位半球での施行(記憶障害が減ります)、パルス波電流(サイン波でなく)の使用で今でも行われます。


アメリカ精神医学会のガイドラインでは、統合失調症,うつ病,躁うつ病などで,難治性で,自殺念慮などがあり,即効性が求められる場合早期に施行すべきとしています。高齢者や妊婦にも安全に行えます。


修正ECTは,ランダム化比較試験で、薬物療法を負かしています。
「妊娠中の薬物療法の安全性は確立しているとは言えませんが、妊婦も手術をする事はあるので、麻酔・筋弛緩剤の安全性は確立済みと言えます。従って、妊婦の治療で、修正ECTがしばしば選択され、同様に高齢者でもです。」


日本で、あまり施行できる施設がなく、症例も少ないです。


「妊娠中の薬物療法の安全性は確立しているとは言えませんが、妊婦も手術をする事はあるので、麻酔・筋弛緩剤の安全性は確立済みと言えます。従って、妊婦の治療で、修正ECTがしばしば選択され、同様に高齢者でもです。」



大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 8 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 8


薬物療法以外の精神病の治療法:
ロボトミー:1935年、ジョン・フルトンとカーライル・ヤコブセンがチンパンジーで前頭葉切裁術(前頭葉を脳のその他の部分から切り離す手術)を行ったところ、性格が穏やかになったと報告しました。同年それを受け、ポルトガルの神経科医エガス・モニスが、サンタマルタ病院で外科医のペドロ・アルメイダ・リマと組んで、初めてヒトで前頭葉切裁術を行いました。


1936年ジョージ・ワシントン大学でも、ウォルター・フリーマン博士の手によって、米国で初めてのロボトミーが、激越性うつ病患者(63歳女性)に行われました。フリーマンとジェームズ・ワッツにより術式が,改良され、難治性精神疾患患者に対して熱心に施行されました。


当時,治療が不可能と思われた精神疾患が外科的手術である程度は抑制できるという結果は注目に値するものであって、世界各地で追試され、成功例も含まれたものの、約6%は死亡しました。


生存しても,けいれん発作、人格変化、無気力、抑制の欠如、衝動性などの副作用が起こる事が,分かってきました。
1949年はモニスに,その功績に対しノーベル賞が与えられました。


「実は現代の脳外科手術でも,けいれん発作は後遺症として起こり,現代の抗けいれん薬で治療され,損傷の部位・大きさに拠り,人格変化,無気力などの副作用は起きます。」



訃報 ジョン・ナッシュと,アリシア夫妻 

訃報 ジョン・ナッシュと,アリシア夫妻


2015年にニーレンバーグとともにアーベル賞を受賞。
同年5月23日、5月19日にオスロで開かれたアーベル賞授賞式からの帰路の途中、ニュージャージー州でアリシアと共に乗っていたタクシーが事故を起こし、夫婦は共に車外に投げ出され死亡した。ナッシュは86歳、アリシアは82歳であった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Forbes_Nash,_Jr.


1963年にアリシアと離婚。しかし、アリシアは1970年にナッシュを夫としてではなく、同居人の形で引き取り、彼の闘病生活を支えることを決心した。
http://www.pbs.org/wgbh/amex/nash/peopleevents/p_anash.html
きれいな女性だった。(前のブログを訂正。)


この頃からナッシュの病状は少しずつ回復の兆しを見せ始め、1978年にはカルトン.E.レンケとともにジョン・フォン・ノイマン理論賞を受賞。


1980年代後半には統合失調症から快復した。日本語のwiki。
「After 1970, he was never committed to a hospital again, and he refused any
further medication.
1970年以降、入院はせず、それ以降、どんな投薬も拒否しました。」英語のwiki。


http://www.hitohaku.jp/blog/2014/04/post_1864/
ふたりの息子の内、弟は父に似て大学で数学を教えました。そして統合失調症も出てしまいました。弟の名前はジョニーです。
父と音信がなかった長男ジョン・デヴィッドは看護師になりました。長男は他人の力になることに喜びを見いだしたのです。
息子の1人に,統合失調症が出たようです。


1994年にゼルテン、ハーサニとともにノーベル経済学賞を受賞。
この頃にはアシリアとの関係も元の状態に戻っており、2001年に再婚した。


参考
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-entry-1915.html
http://m2fazami.blog26.fc2.com/blog-entry-637.html


http://celebgalz.com/alicia-nash-john-nash-story-photo/
http://celebgalz.com/ 
ジョン・デイビット・スティエ,John David Stier
ジョニー・ナッシュ,John Charles Martin Nash
https://www.google.co.jp/search?q=alicia-nash-john-nash-story-photo&newwindow=1&hl=ja&biw=1049&bih=505&source=lnms&sa=X&ved=0CAYQ_AUoAGoVChMIxMHuzfODxgIVC368Ch1LGACg&dpr=1.15#newwindow=1&hl=ja&q=John+Charles+Martin+Nash


躁病エピソード DSM-5 私訳&超訳 

躁病エピソード  DSM-5 私訳 超訳


http://psychonote.up.seesaa.net/image/DSM-5E58F8CE6A5B5E680A7E99A9CE5AEB3.pdf
http://psychonote.seesaa.net/article/367088646.html

高校生の親類が,躁うつ病になってしまいました。
やむえず,ぷしこノート先生の訳を,易しく,超訳しました。
原文にも,由緒正しい医学書院訳にも当たっていませんので,悪しからず。


A. 高揚した、開放的な、いらだたしい、目的志向性の活動が、殆ど毎日存在するか、普通と違った期間が少なくとも1週間持続する(入院治療が必要な場合、期間は問わない)。


B. 気分の障害と、活動増大が、期間中、以下の症状のうち3つ以上(気分が単に易怒的な場合は4つ以上)がはっきりと認められる程、普通と異なる。


1. 自尊心の肥大、または誇大。


2. 睡眠欲求の減少(例えば、15分眠っただけでよく休めたと感じる)。


3. 普通に比しての多弁、しゃべり続けようとする心迫 。


4. 観念奔逸*、いくつもの考えが競い合っているという主観的な体験 。
「観念奔逸(かんねんほんいつ):たくさんの考えが同時に起きてまとまらなくなる,次々に新しい考えが出て飛んでしまう。」


5. 注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係のない外的刺激によって他に転じる)こと。


6. 目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥(例えば非目的志向性の活動)。


7. まずい結果になる可能性が高い活動に熱中すること(例えば制御不能の買いあさり、性的無分別、馬鹿げた投資などに専念)。

C. 気分の障害は、社会的または職業的機能に著しい障害を起こすほど、または自己あるいは他人を傷つけるのを防ぐため入院が必要であるか、または精神病性の特徴*が存在する。
「*精神病性の特徴とは,幻覚(幻視・幻聴など)、妄想(誇大妄想、血統妄想,被害妄想など)などがある事。」


D. エピソードは物質(例: 乱用薬物、投薬、あるいは他の治療)の生理学的影響や他の医学的状態によるものではない。

注釈: 躁病エピソードに完全に合致したものであれば、抗うつ治療(例えば薬物療法や電気痙攣療法)の期間中に生じ、治療の生理学的作用を超えて十分な症状が持続するのであれば、それは双極I 型障害の診断となる。 (DSM-IVとの違います。)



大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 7 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 7


クロザリル: 治療抵抗性統合失調症の治療薬で、スイスのワンダー社(サンド社に吸収)が三環系抗うつ薬(イミプラミン類似)を作ろうとして出来た世界最初の第二世代抗精神病薬で、パーキンソン病様症状が少ないので好まれました。

1971年にヨーロッパで使用が始まり、副作用として約1%に、白血球減少症を起こし7人の患者で死亡例があった為、サンド社は1975年に販売を停止しました。


しかし幾人かの精神科医は、その有益性から、サンド社とFDAに、複数の抗精神病薬に抵抗性の患者で、クロザリルとクロルプロマジンの大規模比較治験を行わせました。結果は、268人の患者で6週間の治験で、クロザリル群の30%が反応したのに、クロルプロマジン群はたった4%でした。


このように他の抗精神病薬で治療困難な統合失調症の治療に効果があることが証明され、アメリカでは1989年より使用が、白血球などの厳格な監視で、再開されました。


現在では97ヶ国で承認・使用されています。日本でも「20年遅れて」2009年承認され、ノバルティスファーマ(サンド社を合併)より発売されています。
「それでも、日本の精神科大御所と厚生労働省は、よく認可したものと、思います」。


ジプレキサ、セロクエルは、クロザリルの白血球減少の副作用を無くした誘導体で、ベストセラーになりました。しかし,発売30「数」年後、未だに難治性統合失調症には,クロザリルがベストです。

ワンダー兄弟 600
ワンダー社は,実際は,2000種以上の化合物を作り,その3つが村崎光邦先生の言われるワンダー3兄弟です。
長男のクロザリル(クロザピン)は最強の,抗精神病薬ですが,末っ子のアモキサピン(アモキサン)は最強の三環系抗うつ薬と言われます。
イミプラミンを,日本の治験で負かした唯一の三環系抗うつ薬となりました。


大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 6 

大塚製薬の奇跡の薬、エビリファイの歴史 6


抗うつ薬開発: それに対抗して、チバ・ガイギー社は、クロルプロマジンと同じ抗ヒスタミン薬のプロメタジンの誘導体である、イミプラミン(トフラニール;SSRI,SNRIが優先されているけど,今でも一応現役)を作ります。ところが、統合失調症に用いても、期待された鎮静効果を示さず, 投与された患者は病院を抜け出し自転車で夜中、徘徊する始末で、幾人かは悪化し、会社は開発の中止を、決定してしまいました。


しかし使用した、ローランド・クーン精神科病院長は、何らかの中枢神経作用があることを見抜き統合失調症でなく、うつ病患者に、投与して著効を得ました。1957年スイスの医学誌、スイス、アメリカの学会などで、発表されました。それが、埋もれずに済んだのは、カナダの精神科医ハインツ・レーマンのお蔭でした。


1952年、彼は既に、クロルプロマジンが、70名の、種々の状態の統合失調症に、有効である事を見いだしていました。たまたま、クーンの報告を読んで、チバ・ガイギー社より、イミプラミンを取り寄せ、84人の、うつ病患者に投与して、2/3が、反応したのでした。


レーマンは、1954年にアメリカでのクロルプロマジン(商品名Thorazine)の販売権を握ったスミス・クライン社の、7500万ドルの売り上げに貢献し,イミプラミンを北米への導入に大きな役割を果たしました。ソラジンは,ノーベル経済学賞ジョン・ナッシュの治療にも使われました。


追試は、ヨーロッパ、他のアメリカ、そして日本で早くも1958年試用されています。
つまり,外国で認可された薬の認可が,早かったのです。


「抗精神病薬クロルプロマジンと殆ど同じ時期に,最初の抗うつ薬が,発見されたのは興味深いです」




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